冷酷な人物 (70話)
1937年の海城灘。永安呉服店の気弱でいじめられっ子に見える小主人・沈山河は、実は青幇の軍師、租界の顧問、北洋の遺児、日本軍の悪夢である「閻王」、軍統の上線「先生」、そして地下銀行の総舵主という6つの身分を隠し持っていた。5話ごとに一つの仮面が剥がされ、街のゴロツキから各界の大物までがひざまずいて「御大」と呼ぶように…
1937年の海城灘。永安呉服店の気弱でいじめられっ子に見える小主人・沈山河は、実は青幇の軍師、租界の顧問、北洋の遺児、日本軍の悪夢である「閻王」、軍統の上線「先生」、そして地下銀行の総舵主という6つの身分を隠し持っていた。5話ごとに一つの仮面が剥がされ、街のゴロツキから各界の大物までがひざまずいて「御大」と呼ぶようになる。金融、情報、黒社会、租界を裏で牛耳り、ついには海城灘の真の実力者となる。誰も彼の正体を知らない。ただ、彼に逆らった者は翌日には姿を消すということだけが知られていた。