北冥に魚あり、独り滄瀾を枕とす (48話)
雩は混沌より生まれ、北冥に棲まう太古の鯤族の巨獣である。その唯一の望みは食って寝て穏やかに暮らすことであり、天界の争いに関わる気は毛頭なかった。だが天界の皓天神君が自らの威光を示すため、天帝の勅命を盾に雩へ鵬となって専属の乗り物になるよう強要し、平穏な日々を徹底的に壊してしまう。己の自由と安眠の権利を守るため、雩は天…
雩は混沌より生まれ、北冥に棲まう太古の鯤族の巨獣である。その唯一の望みは食って寝て穏やかに暮らすことであり、天界の争いに関わる気は毛頭なかった。だが天界の皓天神君が自らの威光を示すため、天帝の勅命を盾に雩へ鵬となって専属の乗り物になるよう強要し、平穏な日々を徹底的に壊してしまう。己の自由と安眠の権利を守るため、雩は天界の圧力に幾度も激しく反撃。自ら出陣した皓天神君と正面衝突し、北冥を煮えたぎらせ海を干上がらせる悪辣な計略や天帝の至宝・鎮天網をも次々と打ち破る。衆目の前で皓天を叩きのめして修為の半分を奪い、天界に賠償を認めさせ、皓天に公の場で謝罪させた。
北冥有鱼,独枕沧澜 · In the Northern Deep Lies a Fish, Alone Pillow to the Boundless Sea