君が来たりて、春色温もり満ちる (132話)
宰相府の嫡女・喬韞は、幼い頃に罠に嵌められて愚鈍となり、吃音を抱えていた。継母の林氏と実父は皇太子に取り入るため、妹の喬婉の身代わりとして、猛毒に侵され暴虐な性格となった祁王・沈絶への厄払いの嫁入りを命じる。沈絶は当初、彼女を喬家や皇太子が送り込んだ間者だと疑い、婚礼の拝礼さえ雄鶏に代行させたが、喬韞の纏う甘く清らか…
宰相府の嫡女・喬韞は、幼い頃に罠に嵌められて愚鈍となり、吃音を抱えていた。継母の林氏と実父は皇太子に取り入るため、妹の喬婉の身代わりとして、猛毒に侵され暴虐な性格となった祁王・沈絶への厄払いの嫁入りを命じる。沈絶は当初、彼女を喬家や皇太子が送り込んだ間者だと疑い、婚礼の拝礼さえ雄鶏に代行させたが、喬韞の纏う甘く清らかな香りが体内の猛毒を抑えることに気づく。天真爛漫で食いしん坊な喬韞は、喬府で虐げられて育った。沈絶は次第に心を動かされ、彼女を庇い、衣服や食事を整え、事あるごとに後ろ盾となる。宮中での宴で喬婉や皇太子が喬韞を困らせようとするたび、沈絶がことごとく粉砕。里帰りの際には、喬家の悪行を白日の下に晒すのだった。
至你来时,春色韫韫 · When You Arrive, Spring Blooms Softly