深宮の残陽 (30話)
商人の娘である沈清漪は後宮に入り寵愛を受けるが、朝廷を牛耳る顧皇后の陰謀により流産させられ、冷宮へと追いやられてしまう。廃妃となった蘇婉の助力を得て皇后の連続の罠を見破った彼女は、「偽の死」によって赤い壁の外へと決死の脱出を果たす。深宮の血の怨みと一族の存亡を背負い、沈清漪は復讐と逃亡の旅へと果敢に踏み出す。顧一族の…
商人の娘である沈清漪は後宮に入り寵愛を受けるが、朝廷を牛耳る顧皇后の陰謀により流産させられ、冷宮へと追いやられてしまう。廃妃となった蘇婉の助力を得て皇后の連続の罠を見破った彼女は、「偽の死」によって赤い壁の外へと決死の脱出を果たす。深宮の血の怨みと一族の存亡を背負い、沈清漪は復讐と逃亡の旅へと果敢に踏み出す。顧一族の横領を暴く塩税の帳簿を掘り起こすため江南へ向かうだけでなく、敵国と通謀した動かぬ証拠を集めるため玉門関へと西進しなければならない。天下を盤に見立てたこの生死を賭けた闘いで、か弱き一人の女性がいかにして逆風を跳ね返し、一歩ずつ計略を巡らせて絶大な権臣を打ち倒すのか。