福ある狐 (54話)

狩猟で生計を立てる孫来福は、貧困から脱却し不妊の苦痛を癒すため、福をもたらすという伝説の赤狐を捕まえることに執着していた。しかし罠を仕掛けても失敗続きで村人から嘲笑され、妻の桂蘭からも離婚を切り出されてしまう。夫婦関係が冷え切る中、桂蘭は最後の最後で夫と共に山へ入る道を選ぶ。傷ついた赤狐を前にした桂蘭は、執着を手放し…

狩猟で生計を立てる孫来福は、貧困から脱却し不妊の苦痛を癒すため、福をもたらすという伝説の赤狐を捕まえることに執着していた。しかし罠を仕掛けても失敗続きで村人から嘲笑され、妻の桂蘭からも離婚を切り出されてしまう。夫婦関係が冷え切る中、桂蘭は最後の最後で夫と共に山へ入る道を選ぶ。傷ついた赤狐を前にした桂蘭は、執着を手放し子孫のために徳を積もうと夫を諭す。目を覚ました孫来福が狐を放すと、霊狐は恩返しに金の袋をくわえて戻ってきた。夫婦は仲直りし、新居を建て男児を授かる。真の幸福とは獲物を得ることではなく、善の心と夫婦の絆にあるのだった。

福ある狐 - 第1話

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