蝦道尋蹤 (40話)
十万年もの永き眠りから目覚めた時、天地は移ろい、旧友は皆白骨と化し、この世にはもはや何の未練も残されていなかった。それ以来、俗世と縁を切り、小さなワンタン屋をただ静かに守り続けた。商いは寂れていながらも、世を救うため奔走する若き道士たちだけが足繁く通ってくれた。やがて詭異なる怪異が大挙して侵略してきた。ワンタン屋は日…
十万年もの永き眠りから目覚めた時、天地は移ろい、旧友は皆白骨と化し、この世にはもはや何の未練も残されていなかった。それ以来、俗世と縁を切り、小さなワンタン屋をただ静かに守り続けた。商いは寂れていながらも、世を救うため奔走する若き道士たちだけが足繁く通ってくれた。やがて詭異なる怪異が大挙して侵略してきた。ワンタン屋は日一日と開かれ続けたが、あの道士たちが戻ることは二度となかった。そしてある日、一人の若き道士が歩み寄り、一つの包みを差し出して真相を語り始めた。