酒麹の秘密 (21話)
渓橋町の梁家酒蔵で、梁の娘は古い麹の中にある未知の菌L-07が麹の劣化とともに減少していることを突き止める。しかし父の老梁は検査や菌種の保存を拒み、酒蔵の酒は濁って酸味を帯び、古参の蔵人は腰の怪我で去り、趙社長が麹の処方を買い取りにやって来る。娘は研究室でのシークエンス解析と液体窒素によるL-07の凍結保存を経て帰郷…
渓橋町の梁家酒蔵で、梁の娘は古い麹の中にある未知の菌L-07が麹の劣化とともに減少していることを突き止める。しかし父の老梁は検査や菌種の保存を拒み、酒蔵の酒は濁って酸味を帯び、古参の蔵人は腰の怪我で去り、趙社長が麹の処方を買い取りにやって来る。娘は研究室でのシークエンス解析と液体窒素によるL-07の凍結保存を経て帰郷し、新たな麹作りに挑む。父に半本の菌液と半個の古麹で試験醸造させると、酒は見事に澄み渡り、料理屋の主人から十壺分の手付金を獲得する。父娘は菌種保存の約束を交わし、老梁は新しい麹で酒造りを続け、梁家の麹は脈々と受け継がれていく。
酒曲的秘密 · The Secret of the Jiuqu