風語尋踪10 (12話)
終末の静寂が3年続き、文明は崩壊し、大地は荒廃に満ちていた。荒れ果てた屋上で、林野は思いがけず万物と共鸣する異能を覚醒させた。 彼は初めて風の囁きを聞き、石の隙間の新芽と対話し、死寂の中で微かだが力強い生命の気配を捉えた。…
終末の静寂が3年続き、文明は崩壊し、大地は荒廃に満ちていた。荒れ果てた屋上で、林野は思いがけず万物と共鸣する異能を覚醒させた。 彼は初めて風の囁きを聞き、石の隙間の新芽と対話し、死寂の中で微かだが力強い生命の気配を捉えた。 この感応を頼りに、彼は世界にまだ生気が残っていることを感じ取り、自然は決して真に滅びてはいないことを悟る。 長い間の迷いと絶望は次第に消え去り、心に強い信念を燃やし、異能を頼りに希望を探す荒野の生存の道へと踏み出した。