風語尋蹤 3 (12話)
終末の静寂から3年、文明は崩壊し、大地は傷跡に満ちていた。荒れ果てた廃ビルの屋上で、林野(リン・イエ)は思いがけず万物と共鳴する異能に目覚める。初めて風の囁きを聞き、石の隙間に芽吹く若葉と言葉を交わし、死の静寂の中で微かだが力強い命の息吹を捉えた。その感覚を頼りに、世界の深淵に今なお息づく生命の気配を感じ取り、自然は…
終末の静寂から3年、文明は崩壊し、大地は傷跡に満ちていた。荒れ果てた廃ビルの屋上で、林野(リン・イエ)は思いがけず万物と共鳴する異能に目覚める。初めて風の囁きを聞き、石の隙間に芽吹く若葉と言葉を交わし、死の静寂の中で微かだが力強い命の息吹を捉えた。その感覚を頼りに、世界の深淵に今なお息づく生命の気配を感じ取り、自然は決して滅びていなかったことを知る。長きにわたる迷いと絶望は消え去り、胸に強い信念を抱いて、異能で希望を探すポストアポカリプスのサバイバルへと旅立つ。